《機能性子官出血》functionel bleeding（ホルモン性の出血）頻度90%

1) 無排卵性子宮出血
・頻発月経
・19才以下の思春期
・40才以後の更年期
　(病理)
・正常周期の増殖期像
・過度増殖象
・腺嚢胞性増殖像

2) 黄体機能不全性出血
①月経前出血 premenstrual　bleeding

3)中間期出血
(排卵前後の出血)

4)子宮内膜剥離遅延症
・BBT高温相の延長
・血中プロゲステロン、尿中プレグナンジオール値が高値
　(病理)
　分泌期と増殖期の像が混在している。

5)UNKNOW(原因不明）


《器質性子宮出血》organic bleeding 頻度10%

1) 産科的出血
切迫流産 流産 不全流産 子宮外妊娠　胞状奇胎
卵膜残留 胎盤ポリープ 産褥期出血

2) 腫蕩による出血
子宮筋腫 ポリープ 子宮癌

3) 炎症による出血
子宮内膜炎 付属器炎 骨盤腹膜炎
子宮腟部ビラン
子宮腺筋症 (しばしば内膜増殖症及び粘膜ポリープを合併する)

4) 卵巣腫瘍および炎症による出血
卵管卵巣炎 卵巣内膜症 卵巣癌

5)その他
避妊リング

《外陰および腟出血》
損傷による出血
炎症および腫瘍による出血
トリコモナス腟炎
膣部内芽
萎縮性腟炎


※不正出血時は癌検診を受けましょう。